今回は書き手さんに向けたブログ記事となります。
みなさま~!!
文章を書きはじめよう!と思い立った時、
誰かほかの方の小説やエッセイなどを見て「わたしも文章を書いてみたい!」と、実行することが多いと思われます。
この作家さんの本が好き!Web上でもこの方の書く作品が好き!という自分の好みも固まってきて、それを自分の文章に反映させてはいませんか?
ならば、「好きな小説・エッセイ・詩・俳句」がある方はどうしてその作品が好きなのかじっくり考えてみたことはありますか?
どうしてこう思い至ったか
文章書くのが好き!な方向けのSNSに現在生息しているのですが、知見の毎日です。
そこにいるだけでなにか思いつくことがあるので、すごい…とても…居心地がよく、有難い気持ちでそこにいます。
そんな中で閃きのように「キャラが困難にぶち当たらない(成長もしない)、ひたすら楽しい小説とかないかなー」とか、「一人称二人称三人称視点の小説についてのメリットデメリットでもブログにまとめたいなー」からの「とある小説で、今まで女の子Aの視点だったけど、女の子Bの視点になったことに気付かず読み進めて「???」になった」というつぶやきも拾ってもらい、
作家さんを紹介して頂いたり、群像劇型の視点がころころ変わっていく小説も勧めて頂いたり(ポチりました)…。圧倒的感謝な毎日を送っています。
モチベもあがっています。
記事を書こうと本をポチる
ブログを書くにあたって、好きな作家さんの二人称視点の小説が検索にヒットしたので、
それを読んで、二人称視点小説のメリットデメリットを見つけてみよう!とポチリとし、読み進めました。
中学校の頃くらいに、その作家さんが好きだなあと思って、その作家さんの本全部ではないですが、気になる小説は読んでいました。
ポチった二人称視点小説も中学の頃に読んだみたいで、おぼろげながら読んだであろう記憶がありました。
内容はあんまり覚えていませんでしたが、新鮮な気持ちで読むことが出来ました。
だが、いかんせん「いじめ」「学校内の人間関係のトラブル」が詰まった内容を今の年(成人済とだけ書いておきます)になって読むと、結構…ヘビーだなと思いました。
勿論登場人物に救いはあるんです。そういう作家さんなのです。
中学校の頃の私は、そういった作家さんの作風の小説を見て、自分も救われていたんだろうなあと思い返しました。(あんまり中学校時代はいい思い出がなかったもので)
ですが現在、感情移入しすぎてしまう癖(直した方が良いと思っている)があるので、ヘビーな展開の小説は読むのに体力がいる、でも好き……じゃあどこが好き?と自問自答したら、
その「好き」を言語化できたら自分の小説にも活かせるんじゃないかなと思った次第です。(長い前置きですみません)
「何故その小説が好きなのか」が分かるとどうなる?
私個人は、好きなものを詰め合わせた小説を書いています。
好きなキャラ(二次創作夢小説書いてるので、それはそう)、夢主、ストーリーの流れ、シチュエーション、話の締め方…などなど。
文章も自分が読みやすいものにしているつもりです。
なので、好きな小説、エッセイの「好きポイント」を見つけて言語化すると、自分の小説にも組み込みやすくなり、さらに自分好みの小説が書けるんじゃないか、と思った次第です。
私はこういう〇〇で〇〇な小説・エッセイが好きなんだなと自覚すると、自分好みの小説も見つけやすくなりそうですよね。
詩や俳句でも同じことが言えるでしょう。
好き小説の好きポイントはどう見つける?
文章やストーリー、シチュエーションでもいいので、実際に好きなポイントを見つけることを意識して読んで、
「ここ好き!」と思ったところをメモするのが良いと思いました。
読破した本、ぶっちゃけると重松清氏の「きみの友だち」という小説です。
以下Amazon商品ページより引用
わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる――。
足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。
学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない……。
優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。
こちら、最初の話の主役である女の子(本編の主人公とする)と、その友達がメインのお話かと思いきや、チョイ役で登場した女の子の弟が主役の話があったり、その女の子に対して嫌なことをしてきた子が主役な話もあったり、弟が主役の話で出てきたチョイ役の男の子が主役の話もあったり…まったく他の話に出てきてないけど、本編主人公とその友達と交流した子の話など。
こちらも群像劇に近いかもしれません。(各話、共通の時間軸ではなく、別々の時間軸ではありますが)
弟の話も、気持ち…分かる…という箇所があるし、嫌なことをしてきた子にも実は苦労があり、気持ち…分かる…箇所がありました。(語彙力)
ここ好きポイント(色々書いた編)
「きみの友だち」が手元にない方にとっては、なんのこっちゃですが、まとめておきます。
当然ですが、ネタバレもあるのでご注意ください。
- 生々しい人間関係を書ける所が好き(っていうかすごい)
- 本編主人公が割とドライで不愛想なのですが、たまに面倒見のいいところがあるのが好き
- 本編主人公がたまに優しいのが好き
- 時系列がまちまちだからなのか、本編主人公の態度を見て成長を感じる。良き。
- 全て見透かしているような、助言(?)をしてくれる本編主人公が好き
- 本編主人公の友達についての価値観が好き
- どこかしら共感できる登場人物が好き
- あんまりいい人間ではない登場人物の情けないところを見るのは好き
- 根本的な解決はしていないかもしれないけど、救いのあるお話が好き
- 男同士の友情は良い
- 男同士の友情に嫉妬もあったりするのも良い
- 最後の話の「もっと」の表現が好き。もっと、何か友達のためにできたのでは…
- 誕生日にプレゼントしたペン立てをいつかお揃いで買おうとしている内に、お店のラインナップが変わっており、それ以来ちゃんとお揃いのものを買ってプレゼントするようになる本編主人公(かわいい)
- 「みんな」を信じない、頼らない、本編主人公の考え方
- 信念を持つ女性は素敵だね
- 最後の方の、二人と少しの間だけ関わった女の子たちと、本編主人公のやり取り
- ↑急ではあるが、本編主人公の友達を気にしてくれる女の子たちの優しさにぐっとくる。
- 各話の主人公が最後に集まるシチュ好き
- もこもこ雲の存在
- 優しい二人称の語り口好き
- 本編主人公と友達が登場する場面のあったかい雰囲気が好き(千羽鶴のとことか)
ここ好きポイント(もっとまとめた編)
もっとまとめます。
- 人間関係の描写力がリアルなのがすごい(いじめ描写とか。にんげんはこわい)
- 小学生高学年までは「みんな」に合わせて、なあなあで付き合ってきた、本編通しての主人公の女の子が「みんな」に不信をもち、不愛想になるきっかけが分かってるからこそ、友情を育んで、時間が経つにつれ成長している感じが良かった
- どこか共感できる登場人物には感情移入できちゃう
- 各話の主人公たちが悩み苦しみ、最後は根本的な解決はしていないかもしれないけど、救いのあるお話になっているのがいい(ハピエン厨)
- 最後の話の「もっと」の表現が好き。もっと、何か友達のためにできたのでは…
- 「もこもこ雲」という可愛い名前の希望ある存在、そして「もこもこ雲」の解釈が好き(「もこちゃん先生」)
- 主人公と友達によるあったかい雰囲気、友達だけには心を許している感じ、特別感。
- そういえば各話の主人公たちに、毎回本編の主人公が関わっていたはず。それをきっかけに各話主人公たちが、考え方など変えて、救いのきっかけになるシチュも好きですね!!!!!いろんな登場人物が出てくるお話を書くなら参考にしたいです。
私個人の思ったこと、まとめ
話の展開や登場人物については、あー!うー!と唸れるのですが、文章については深く分析できない人だな…と自分のことが少しわかりました。
それと、本編主人公の女の子の態度がちょっとずつ柔らかくなっていると思っている人なので、友達がいてこその成長を感じました。
(本編では友達と一緒にいるシーンがあんまり見られないのですが、友達の存在を大切に思っていることにより成長していると解釈しています)
一人きりで…成長は…ムズカシイ…ネ。
(マンガ・小説で登場人物が主人公一人しか出てこないやつで、なんとなく生きていく話が見たい人より(※犬・猫もいていいものとする))
あとは、複数人で同じ話を読んで、それぞれが「ここ好きポイント」を挙げていくのもいいなと思いました。人によって違うと思うので!
まとめ
- 登場人物に感情移入できるようなお話をこれからも書いていこうと思いました。分かる分かるとページを進めることができる、大前提だと思いました。
- シリアスな話を書くにしても、少しだけでも救いは欲しい。なんやかんやあって大団円にしたいのもある。
- 主人公がキーマンとなって周りの登場人物が影響され、ストーリーが動いていく展開にぐっとしがちなので、心にインプットしておきたい。
以上となります!いい話を読ませて頂いたわ…。
そういや
マンガ・小説で登場人物が主人公一人しか出てこないやつで、なんとなく生きていく話が見たい人なんですけど、
これ、漫画であったんですよね。
ジャン〇の読者投稿サイトの作品なのですが、SNSで流れてきたのを見て、あ~いい~ってなってました。
誰もいなくなった世界で猫と一緒に生きていくお話…。
こういうのがいいんだよ。好きです。
rookie.shonenjump.com
あとは男性が主人公で、リアルな日常を一人で過ごす漫画もすきでした。
(映画をみたけどSNSで感想を呟かず、似たような感想を持った人の投稿をみて分かる分かるで満足するなどの日常系漫画)
こちらも、もう一度読みたいのですが見つからず…。検索の仕方を見直そうと思っています。連載していた(いる)はず!
女性版もあったらいいのになあ…。